'12レビュー:アイゼンと登山靴
ここ数年お決まりになりつつあった残雪期の西穂独標へ行ったのが、2012年の一発目の山行だった。
前年に登った時は、写真の様に快晴で素晴らしい山行だった。
だけど2011年GWはまだ雪が多くて、独標ピークまで完全に雪山。使用していたアイゼンは4本歯の超軽アイゼンで、独標までの登り下りでかなり怖い思いをした。実際、僕は他の仲間がピークへ向かう中、怖くてピーク手前で登るのを一旦諦めたりもした。その時は、たまたますれ違ったエキスパートらしきオジサンに、「大丈夫、ここまで来たんだから行けるよ」と言ってもらい、勇気を出してピークに登ることが出来た。僕を仲間が迎えてくれたときは、例え様の無い感動を覚えた事を思い出す。
だけどそれはそれとして、、やはり山には危険が伴う訳で、今思うと軽装備過ぎたと深く反省している。もしもっと気温が高かったりして雪が締まってなかったら、滑落の危険もあったかもしれない。色々なコンディションが味方をして、たまたま無事に下山出来たに過ぎないのだと思っている。やっぱりちゃんとした備えあっての登山でなければならない。
なので昨年、また残雪期に独標を登るとなった際に、絶対に12本爪のアイゼンを買おうと決意していた。
12本爪アイゼンを買うと心に決めて、自宅近くの山道具屋さんに行き、「普通の登山靴に合うアイゼン探してます」と相談。12本爪で普通の登山靴に合うアイゼンが在庫が無いと言われ、何にでも合うと思うからと一旦グリベルの10本爪を勧められ購入した。ところが自宅に帰って自分の靴に合わせようとすると全く合わない。購入時は登山靴も持たずに買いに行ったので、店員さんも「普通の登山靴」がどんな物か見た訳じゃなかったが、そのとき僕が「普通の登山靴」と思ってたのは、いわゆる「ハイキングシューズ」で、「登山靴」ではないとの事。「この靴じゃあアイゼンは付けられないよ」と言われて愕然とした。
目的地など相談すると、6本爪で大丈夫と言われたが、僕は去年の恐怖があったので、どうしても12本爪が欲しいと告げると、「それなら靴を買わないと」と言われ、想定外の出費だがしょうがないと言う事で、急遽靴の購入も決断。もちろん予算が足りず、嫁様に借金をお願いする事になったわけだが。。
それはともかく、結局スカルパのミラージュGTXというモデルを購入する事になった。アイゼンもこの靴に合うセミワンタッチが良いでしょうとの事で、グリベルは返品させてもらえる事になり、代わりにブラックダイヤモンドのセラッククリップを購入。
結局去年はそれほど雪が多くなかったけど、やっぱり4本爪と比べて安心感があって、もっと山を楽しめる様になった気がする。
正直去年のこのときくらいまでは、登山に対する取り組み方がそれほど熱心ではなかったから、この出費はこたえた。でも良い勉強代だったと思っている。たまたま買ったこの靴だったけど、すごく調子良くて、昨年一年間の南北アルプス計4回の山行を心強く支えてくれた。これからも長年使い込んで行く事になると思うので、こいつとどこまで行けるのかが、今は楽しみだ。
前年に登った時は、写真の様に快晴で素晴らしい山行だった。
だけど2011年GWはまだ雪が多くて、独標ピークまで完全に雪山。使用していたアイゼンは4本歯の超軽アイゼンで、独標までの登り下りでかなり怖い思いをした。実際、僕は他の仲間がピークへ向かう中、怖くてピーク手前で登るのを一旦諦めたりもした。その時は、たまたますれ違ったエキスパートらしきオジサンに、「大丈夫、ここまで来たんだから行けるよ」と言ってもらい、勇気を出してピークに登ることが出来た。僕を仲間が迎えてくれたときは、例え様の無い感動を覚えた事を思い出す。
だけどそれはそれとして、、やはり山には危険が伴う訳で、今思うと軽装備過ぎたと深く反省している。もしもっと気温が高かったりして雪が締まってなかったら、滑落の危険もあったかもしれない。色々なコンディションが味方をして、たまたま無事に下山出来たに過ぎないのだと思っている。やっぱりちゃんとした備えあっての登山でなければならない。
なので昨年、また残雪期に独標を登るとなった際に、絶対に12本爪のアイゼンを買おうと決意していた。
12本爪アイゼンを買うと心に決めて、自宅近くの山道具屋さんに行き、「普通の登山靴に合うアイゼン探してます」と相談。12本爪で普通の登山靴に合うアイゼンが在庫が無いと言われ、何にでも合うと思うからと一旦グリベルの10本爪を勧められ購入した。ところが自宅に帰って自分の靴に合わせようとすると全く合わない。購入時は登山靴も持たずに買いに行ったので、店員さんも「普通の登山靴」がどんな物か見た訳じゃなかったが、そのとき僕が「普通の登山靴」と思ってたのは、いわゆる「ハイキングシューズ」で、「登山靴」ではないとの事。「この靴じゃあアイゼンは付けられないよ」と言われて愕然とした。
目的地など相談すると、6本爪で大丈夫と言われたが、僕は去年の恐怖があったので、どうしても12本爪が欲しいと告げると、「それなら靴を買わないと」と言われ、想定外の出費だがしょうがないと言う事で、急遽靴の購入も決断。もちろん予算が足りず、嫁様に借金をお願いする事になったわけだが。。
それはともかく、結局スカルパのミラージュGTXというモデルを購入する事になった。アイゼンもこの靴に合うセミワンタッチが良いでしょうとの事で、グリベルは返品させてもらえる事になり、代わりにブラックダイヤモンドのセラッククリップを購入。
結局去年はそれほど雪が多くなかったけど、やっぱり4本爪と比べて安心感があって、もっと山を楽しめる様になった気がする。
正直去年のこのときくらいまでは、登山に対する取り組み方がそれほど熱心ではなかったから、この出費はこたえた。でも良い勉強代だったと思っている。たまたま買ったこの靴だったけど、すごく調子良くて、昨年一年間の南北アルプス計4回の山行を心強く支えてくれた。これからも長年使い込んで行く事になると思うので、こいつとどこまで行けるのかが、今は楽しみだ。
by kameworock
| 2013-01-10 22:54
| MOUNTAIN